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2016年06月20日
無垢材にこだわる

和を醸し出す、栃の無垢板

栃の無垢板

ソリッドデザインでは日頃、チークやクルミ材を主に家づくりのご提案を行っています。原木の調達も自社で行い、国内の様々な市場から海外に至るまで広い範囲で買い付けを継続しており、時にはチークやクルミなどの主材以外の原木も買い付けることがあります。
例えば、国産の栃(とち)。20年前には、太い良質な原木が豊富に出品され、当時は迷うことなく仕入れしたのです。それから現在まで保存環境の整った倉庫で出番を待ち続けて、じっくり乾燥してきました。今では伐採の減少で、栃の木もずいぶんと貴重で高価な木材になりました。

最近では、高級料亭などで和の座卓やテーブルに重宝されています。料亭の上質なお料理には上質な器はつきものです、その器が欠けたり割れたりしないように、または表面の傷が目立ちにくい素材としても白木で柔らかい材質の受け(テーブルやカウンター)が必要でなければならないのです。器やお料理をひきたてる、やさしくひかえめな木目と広い品位をかもし出す一枚板の存在が他の木にはない独特の風合いなのです。
杉の白木の色合いの鴨居や障子。壁はシンプルで素朴な土壁一面。やさしい杉の香りと 土の香りで緊張感を和らぐ、心地良い和の現代空間に、主張しすぎることなく馴染む栃のテーブルはいかがでしょうか。